夏の時期のおすすめの入浴
夏はシャワーだけで済ませがちですが、冷房による体の冷えや自律神経の乱れ、夏の疲労(夏バテ)を解消するために、ぬるめのお湯にしっかり浸かる入浴がとても効果的です。
夏にお勧めの入浴方法と、避けるべきNGな入浴法をわかりやすく解説します。
1.夏のおすすめ入浴方法
夏場の入浴のポイントは、「体温を上げすぎずに自律神経を整え、質の高い睡眠へ導くこと」です。
① お湯の温度は「38℃〜40℃」のぬるめに設定
熱すぎるお湯は交感神経を刺激して目を覚まさせてしまいます。38℃〜40℃のぬるめのお湯は副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせる効果があります。
② つかる時間は「10分〜15分」
全身浴でじんわりと汗をかく程度(10〜15分)が最適です。体の芯から温まることで、手足の末梢血管が広がり、湯上がり後の放熱がスムーズになります。
③ タイミングは「就寝の90分前」
人の体は「深部体温(体の中心の温度)」が下がるときに強い眠気を感じます。就寝90分前に入浴して一時的に深部体温を上げておくと、布団に入るタイミングで体温がスムーズに下がり、深い睡眠に入りやすくなります。
④ 入浴前後の「水分補給」を徹底する
夏場は入浴中にも想像以上の汗をかきます。脱水症状を防ぐため、入浴の前後にコップ1杯(200ml程度)の水や麦茶を飲みましょう。
⑤ 夏向け入浴剤の活用(炭酸ガス系・メントール系)
炭酸ガス系: ぬるめのお湯でも血行を促進し、疲労回復効果を高めます。
メントール・ミント系: 湯上がりのベタつき感を抑え、清涼感を得られるため夏場に最適です。
2.実は逆効果!やってはいけない「NG入浴法」
✖ シャワーだけで済ませる
シャワーだけでは体の表面しか温まらず、クーラーで冷えた深部の冷えや血行不良が改善しません。自律神経も整いにくく、疲労感が翌日に残りやすくなります。
✖ 42℃以上の熱いお湯に入る
熱いお湯は交感神経を急激に刺激し、血圧の上昇や血管の収縮を引き起こします。また、湯上がりに大量の汗が止まらなくなり、結果として体力を消耗してしまいます。
✖ 長湯をする(20分以上の入浴)
夏場の長湯は熱中症やのぼせ、脱水症状のリスクを高めます。また、長時間の入浴は肌の保湿成分(セラミドなど)が流出しやすくなり、夏の乾燥肌の原因にもなります。
✖ 湯上がりにエアコンの風を直接浴びて急速冷却する
火照った体に冷房の直風を当てると、急激に表面温度が下がり血管が収縮します。自律神経が乱れる原因になるほか、汗が急に引くことで冷え性を悪化させます。扇風機などのやわらかい風で徐々に体温を下げるのが理想です。
✖ 飲酒後・食後すぐの入浴
アルコール摂取直後の入浴は血圧変動による貧血や脳貧血のリスクが高まります。また、食後すぐは消化器官に集まるべき血液が全身に分散するため、最低でも食後30分〜1時間は空けましょう。