基礎代謝とは
人は食物を摂取し、それを形を変えながら、生命を維持するために利用します。〔代謝(metabolism)〕とは、体内でのさまざまな化学反応によって、食物から摂取された栄養素を、吸収し、利用し、最終的に体外に排泄する一連の過程や現象をいいます。
身体の中で起こる代謝の化学反応過程を物質の面からみた場合を〔物質代謝〕と呼び、エネルギー変化の面からみた場合を〔エネルギー代謝〕と呼んでいます。
物質代謝には、摂取した有機物質を分解することでエネルギーを作り出す「異化作用」と、それとは逆に、エネルギーを使って体が必要とする有機物質を合成する「同化作用」とがあります。また、エネルギー代謝には、〔基礎代謝〕〔活動代謝〕および〔食事誘導性熱代謝〕の三種類があります。
中でも最も重要なのが〔基礎代謝〕で、これは年齢と共に少なくなりますが、基礎代謝の大きな人は、活力があり元気な人ということになります。
栄養バランスを考える
生活習慣病と呼ばれる今死因で一番多い原因となっているものがありますが、この生活習慣病についても、栄養バランスを整えることで十分にカバーすることが出来ます。
人間は本来は自分で免疫力を高めたり、自然治癒力をアップさせることが出来るのですが、栄養バランスが偏っていたり、ストレスに負けていたりするとそれもかなわなくなります。
栄養の面だけでなくストレスや環境汚染が進んでいる現代では、ビタミン、ミネラルといった栄養を多く摂取することが大切とされていますから、食事からビタミンやミネラルが十分に摂取できないのであれば、足りない分はサプリメントを飲んで補うなどしなければいけません。
健康を維持するためには、食事の栄養バランスをしっかり整えることは当たり前のことなのですが、今の日本人の食生活の中で、炭水化物と脂質、タンパク質などは、十分にとれているのですが、ビタミン、ミネラルや繊維といったものを食事から摂取することが難しいとなっています。
サプリメントとは、薬ではありません。健康を維持できる体を作りだすためにも、サプリメントを上手に組み合わせて、普段の食事では摂取できない栄養分を摂取していくことが大切です。