生活習慣病予防士とは
生活習慣病予防士とは自分自身や家族、知人など周囲の人の生活習慣を客観的に見つめながら、その人の食生活や運動量、受けるストレスの度合いなどを分析して本人に最も合った最良の改善策を生み出し、それを的確に相手にアドバイスしていく人のことをいいます。
名前の通り生活習慣病を予防するために、その人に一番合った生活環境を作り出してあげるための手助けをする役割を担っています。
日頃の生活習慣を改善したいと思っている方は結構いるようですが、健康な方の場合、実際にどのような点を具体的に改善したらいいのかよくわからないという方がほとんどではないかと思われます。
そんなとき客観的に生活習慣を観察し、的確なアドバイスをしてくれる専門家がいたらどんなに心強いでしょうか。
生活習慣病予防士はその人の日常生活における習慣を細かく調査、分析することによって、生活習慣病にかからないようにするための方法を導き出すエキスパートであるとも言えます。
生活習慣病予防士になるためには
生活習慣病予防士になるためには教育機関で通信講座か、または通学講座を受講する必要がありますが、講座の内容としては健康管理の制度としくみ、正しい食生活の知識、効果的なストレス解消法など生活習慣病の予防に役立つ知識から、運動療法や代替療法などセルフケアの実践的な方法などが詳しく、しかもわかりやすく載っています。
生活習慣病予防士資格試験の出題形式はマークシートによる四者択一方式で、出題範囲は講座で使うテキストの中から出され、問題は50問程度です。
生活習慣病予防士の仕事は自分自身のセルフケア、および家族や友人、知人の健康を守ることにありますが、そのために生活習慣病に関して身近な人からの相談も受けることができます。
生活習慣病は高齢化社会になればなるほどかかりやすくなり、健康維持と管理という側面で、生活習慣病予防士の需要は今後ますます増えていくものと思われます。