乾布摩擦健康法

冬に行う健康法として昔からよく言われているものの代表と言えば、乾布摩擦です。
寒風にさらされる中で行う事から、「寒風摩擦」と間違って覚えている人も多いようですが、乾布摩擦です。
そんな乾布摩擦ですが、実際に健康に良いのでしょうか?寒い中、裸でタオルをこすり付けることが、本当に健康法として成立しているのでしょうか?実際、初めてこの健康法を知った人の多くは、そういった疑問を持ったのではないでしょうか。明らかに風邪を引きそうなものですから、無理もない話です。
結論からいうと、効果はあるようです。乾布摩擦をする事で生まれる効果は、皮膚の温度調整機能が高まり、血の巡りがよくなる点。次に、皮膚を摩擦する事で古い皮質が取れ、新陳代謝を促すという点。最後に、冷たい空気に肌をさらす事により、自律神経を刺激するという点。これによって、体内の寒さに対しての抵抗力をあげることもできます。
つまり、乾布摩擦は科学的な見地からも、立派な健康法として認められるというわけです。

青竹踏み

青竹を利用する事こそほとんどなくなりましたが、青竹を割った半円の筒の形を模した器具を用意し、それをフミフミするという健康法は、単純に気持ちが良いという事もあり、多くの人が実践しているのではないでしょうか。
青竹踏みを科学的に分析すると、まず血流の流れを良くする点がポイントとなります。
足の裏は刺激する事が多いようで、その実あまりそうではありません。
というのも、人間が歩く際には必ずしも足の裏の全てを靴の裏、地面に付けているわけではないからです。
土踏まずという部位があるように、足の裏でも内側の部分はあまり地面に付けず、刺激も受けません。
青竹踏みは、そういった部分も刺激し、全体の血流をよくする効果を生むのです。元々足の裏には様々な身体の部位に繋がるツボがあると言われているので、足痩せをしながら健康づくりを行う事もできるのです。

ウォーキング

様々な健康法がある中で、子供からお年寄りまで誰でもでき、誰にでも効果がある健康法と言えば、散歩、すなわちウォーキングでしょう。歩くという動作は、日常の中で誰でも行います。しかし、これ自体、健康を作る上で非常に重要です。
まず、健康状態を保つ上で必要なのは、適度な運動です。余計な脂肪を落とし、筋力を確保し、血液に適量の酸素を供給し、新陳代謝をよくする。バランスの良い体を作るには、運動は不可欠です。
そういった体に好影響を与える運動は、短時間でキツい事をするより、長時間ジワーッと簡単な運動をする方が良いと言われています。脂肪燃焼に関しては特にそうです。
ですから、ウォーキングは健康法としては非常に優れたものと言えます。犬と散歩したり、友人や家族と一緒にウォーキングしたりすると、精神的にもリフレッシュされ、より健康となるでしょう。
ウォーキングと極めて近いジョギングも、当然ながら良い健康法です。ジョギングの場合、お年寄りには少し難しいですが、若い人にとってはウォーキングよりもさらに効率的に健康体を作ることができます。

腹式呼吸法

ラジオ体操の経験者は、非常に多いかと思います。幼少期の頃は夏休みになると、近くの公園や広場、学校のグラウンドなどを使って、その周囲に住んでいる人達で集まって地域ぐるみでラジオ体操をしていた人は多いでしょう。
今もその習慣は根強く残っていて、夏の時期になると朝にラジオ体操のテープが流れる音をよく聞きますよ。
さらに、学校で運動会の練習時などにも、準備運動としてこのラジオ体操を一斉に行う学校は多いかと思います。

そんなラジオ体操ですが、実は非常に考えて作られたものなのです。
体をいかに効率よくほぐすか、どこに負荷をかけるかなど、バランスの良い運動をと練りに練ってつくられたプログラムなので、一通り終わる頃には全身が程よく刺激され、ほぐれている状態になっているのです。
実際、普通の運動では脂肪燃焼できない箇所も、このラジオ体操ならばバランスよく燃焼できるようで、この体操こそベストのエクササイズとさえ言われています。